1vs1交換の価値は同じじゃない

脱初心者

これも隠されたルール。
小ネタ程度ですがこの記事を読めば、プレイのときに気をつけるべきポイントの1つとして頭に残ると思います。

1 vs 1交換、トレード

今回の記事のテーマは1対1交換です。
1キルとったけど、味方(自分)がデスしてしまう現象です。
実は1vs1の味方にとっての価値、敵にとっての価値、これらは等価値ではないのです。

今回の結論は、
場所によって1vs1交換の価値が変わる、です。

似たような話で、タンクとほかロールの対比があります。
別記事でも取り上げましたがOW2はタンクがとにかく強い。
1vs1交換でもタンクとDPSを交換したんだったら(こっちはタンクがデス、相手はDPSがデス)、タンクを落としたこちらチームが負けます。
これはロールによる1vs1の非対称性ですね。
今回は場所による1vs1の非対称性の話です。

リスポーン距離を侮ることなかれ!

場所によって1vs1の価値が変わる原因は、ぶっちゃけコレです。
リスポーン距離のギャップ。

具体例がわかりやすいのでリアルト3rdを取り上げます。

この最終ポイントは突破しにくいですよね。
攻撃側は時間が足らずに押し込めないことも多々あります。
さて、3rdポイントにおけるリスポーン距離のギャップを考えてみましょう。

防衛側は、リスポーン地点からの距離はほとんどないです。
距離ゼロといってもいいぐらいです。
では逆サイドである、攻撃側はどうでしょう?

これでも全体像じゃないです。
攻撃側はリスポーン地点にかなり距離がありますね。
ということはこの3rd最終地点で1vs1交換できたとしても、復活したときに防衛側はすぐ合流できるけど、攻撃側は合流するのにタイムラグがあるということです。
マップによっては時間にして10秒以上の差が生じることもあります。

この現象をマクロ(広い視野)で見ると、
1vs1交換で4sv4になっても、しばらくすると5vs4の時間ができるので防衛有利。
と言えるのです。
なんと、さっき言った「この3rdは押しきれないことが多い」の原因の1つがコレだったんですね!

勘違い注意:「防衛が有利」という話ではない

この話を聞くと、防衛側が有利なように聞こえます。
ややもすると、防衛側は1vs1交換を積極的に仕掛けて、攻撃側はそうならないように注意しよう、のように受け取れます。
しかし、そうではありません。
重要なのは、今、この時点におけるリスポーン距離の差です。

上の例は3rdマップのポイントエンド付近を例にしたから防衛側が有利なだけです。
例えば3rdマップの開始直後なら話は逆転します。

上記位置が戦場だとすると、攻撃側の方がリスポーン有利です。
このように戦場の位置(つまりペイロやロボット)によって有利不利が変わってくるのです。

このロジックを言語がすると
チェックポイント直前だと防衛有利、チェックポイント直後だと攻撃有利、となります。
この考えを先程の「3rdは押し込みにくい~」に当てはめて考えるのであれば、「最終押し込み地点であれば、攻撃側は死なないように立ち回らなくてはいけない。逆に防衛側は、リスクを負ってでも敵一人落とすことが重要」と言えるでしょう。

さらに一歩踏み込んで

なるほど。
チェックポイント直前だと、1vs1交換は防衛有利。
そして、直後なら攻撃側有利なんだ。
これを活かして積極的に1vs1交換を仕掛けよう!
・・・ちょっと待った!

理解に間違いありませんがもう一歩踏み込みましょう。
ワタシが言いたいのは、ポイント直後で攻撃側が1vs1交換するのはやめたほうが良い、です。

その理由は、ゲームの構造にあります。
ポイント直後ということは追加時間を獲得しているはずです。
ゆっくり戦う時間を持っているはず、そうであるなら攻撃側は落ち着いて5vs5を作るプレイに立ち返ったほうが安定します。
ポイント直後で1vs1交換を狙ってコケるチームは多いです。
今さらですが「リグループ」です。
リグループが必勝(というかリグループ知らないと必負)法です。

現実的に1vs1交換を有利に使えるのは防衛側でしょう。
ポイントエンドはもうラストもラスト、なりふりかまっていられません。
リグループするのは当然として、その後!
そいう場面なら1vs1交換に運命をゆだねるのも戦術の1つです。

いろいろ書きましたが・・・

いろいろ書きましたが、1vs1交換は等価値じゃないということだけ覚えてもらえば満足です。
レートが上がらない人の中に「俺はデスしたけど1キルとったよ!」で思考停止している人がいます。
実は1vs1交換が不利を広げていることだってあるんです。
そういう気づきにつながれば嬉しいですね。

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