ルート封鎖:考え方とテクニック

脱初心者

ベテランOWプレイヤーなら誰でも知ってる「ルート封鎖」。
初代OW2タンク構成の「ルート封鎖」はOW2でも有効なテクニックです。
知らず知らずのうちに使っている人も、今回をきっかけに意思的にプレイできるようになるかも。

敵ルートを知る:敵はどこからやって来る?

各マップには定番ルートというものが存在します。
低レートの人もマップ名を聞くだけで攻めるイメージが思い浮かぶもの。
その思い浮かんだルートが定番ルートなわけです。

定番ルートが「定番」である理由は「そのルートが強いから」です。
だから、みんなが定番ルートを通ろうとします。
視点を変えると、定番ルートを通ろうとする行為、それも有利を得るための戦術の1つと言えます。

では、もし、その定番ルートを封鎖できるとしたら?
相手の通る道を1つ潰すだけに聞こえるかもしれませんが、相手の戦術の1つを潰すとも言えるのです。
そして、相手が戦術(定番ルート)を1つしか持っていなかったら?
それはイコール、相手チーム崩壊を意味します。

興味を持っていただけたでしょうか?
それではルートロックの基本について説明を続けたいと思います。

ルートロック:考え方と得意ヒーロー

OW2のルートロック(ルート封鎖)は初代のタンクで塞ぐ技術を使えません。
1タンクになっちゃったからです。
ルートロックはDPSの仕事です。
定番チョークに定番ロックヒーローを配置することから始まります。

ルート封鎖の基本的な方法は、そのルートを通ることが「なんだか嫌だなぁ」と思わせることです。
この説明だと曖昧すぎますが、例をお見せしたらわかると思います。

ドラド1stのチョークポイント:ここのシンメトラは凶悪
King’s Low 1st:メイのせいで初代OW引退者が続出しました、OW2ではそれほど強くない
ヌンバニ1st(高台ルート):ことわざ「狭い場所にジャンク」

こんな感じで通ろうとする敵に大ダメージ与えたり、孤立させたりする圧力がルートロックです。
実際自分がタンクだったら、ここ通るのめっちゃストレスじゃないですか?

OW2のルートロックの王様はジャンクラットだと思います。
チョークに代表される狭いルートで本領を発揮でします。
ただただ爆弾をポンポン投げ込んでやるだけで、敵グループをボコボコにできます。

ジャンクラットを中心にもう少し説明します。
敵がこの爆弾で封鎖されたルートを通ろうとするとリスクが発生します。
① 無理に通ろうとしたDPS、サポの事故死
② 無理に突破するためにスキルを使ってしまう。

上記において①はルートロック大成功です。
ルートを通って、ようやく当たり合い本番、なのに当たり合い前に1キル取れたので勝ち確です。
②でも十分な成果です。
ルートを通って当たり合いが始まるのに、無理に通った敵はスキルが無い
スキルが無い内に叩いてしまえば戦いを有利に運べます。

低レートだとルートロックで完封も

ルートロックは低レート帯の人にこそ知ってもらいたいテクニックです。
なぜなら、低レート帯だとルートロックするだけで完封できることすらあるからです。

その理由を考えてみましょう。
ルート封鎖すること、定番ルートはイバラの道になってしまう。
ここまではOKですね?
低レート帯で封鎖が有効である最大の理由は
それでも定番ルートに突っ込み続けるプレイヤーがいるからです。

罠だとわかってても突っ込んじゃう。なぜ?

爆弾が飛び交う明らかに不利なルートなのに、です。
その心理はいたってシンプル。
こういうプレイヤーは定番ルートしか知らないのです。
知らないからこのルートにこだわっちゃうんです。
なので、ロックしているジャンクラは一方的に有利をキープし続けられます。

他の観点もあります。
低レート帯だと、チーム全体が定番以外のルートの経験が浅い。
なので、定番以外のルートを選択できたとしても、そのルートの戦い方を知らない
慣れてない場所で戦うわけだから、ミスが増えちゃう。
これもルートロックがもたらす効果です。

ルート封鎖の感覚をつかめるとジャンクラ以外でもルートにプレッシャーを与えられるようになります。
その感覚があれば他DPSでもルートロック出来るようになるし、逆に封鎖されたときの突破感覚も身についているはず。
そのレベルまで到達するのがDPSの1つの指標だと思います。

ヌンバニから始めてみよう

ルート封鎖に興味が出てきた人にオススメなのがヌンバニ(防衛)です。
ヌンバニ1stのポイントキャプチャは難しいマップの1つ。
定番の左上高台をジャンクラットでロックするのはめっちゃ強い。
爆弾を投げ続けるだけで効果を実感できると思います。

敵のルートがわかってるから、離れたり、降りたりしてもロック継続できる

いい忘れましたが、ルートロックは防衛側のテクニックです。
オブジェクトを守るために待ち受ける防衛側で有効なのであって、逆の立場である攻撃側で使っても防衛側が前進してくれることはないので有効活用できません。

ルート封鎖で知っておくべきこと

ルート封鎖を使いこなす上で理解しないといけないのは、マップ知識です。
定番ルートの存在から、なぜそこが定番なのか、定番を取られないための工夫や、取られたとしても定番ルートで敵が得たアドを無視する方法は?などなど。
マップという戦いを構成する要素を深く理解することでルートロックが輝きます。
当然、他の立ち回りにも良い影響を与えます。

逆の立場、ルートロックされた時の解決策、いわゆるプランBの知識も重要です。
初心者の間は、ジャンクラとかにルート封鎖されたらほかルートを通ろう、この理解から始めるのがいいと思います。
結局のところ射線感覚や囲い込み感覚が大事だったりするんですが、それは別の記事に回すことにします。

コメント

  1. 匿名 より:

    ヌンバニ第一防衛もジャンクラの華ですが、漓江タワーコントロールセンターの通路もルート封鎖の聖地ですよね
    タンクしかり200族しかり、あの通路側で戦おうとして事故るのが風物詩です