――― カウンタ-ULT
必殺の一撃を渾身の一撃で打ち消す、
ヒーロー同士の戦いにふさわしい応酬です。
今回はカウンターultについて考えていきます。
実はゼニ、ルシオだけの話じゃないです。
オーバーウォッチ2におけるult
カウンターultを考える前に
ult(ウルト)がオーバーウォッチ2においてどのような位置づけなのか考えてみます。
オーバーウォッチはチーム vs チームの戦いですが、チームの持つ強さとはマッチが始まったときに確定(プレイヤースキルはマッチングした時点で確定)しているはずです。
そこからピック相性や、少しの運で強さが上下することはありますが、チームの強さが極端に変わるはずがないはずなんです。
何が言いたいかというと、
「基本的に強いチームがジリジリ押して勝ち切るゲーム」
になるはずだと思うんです。
でも、そうはならないのがオーバーウォッチ2。
もちろん、そのときの調子の良し悪しでゲームが動くこともあるんですが、
ULTという要素がゲームを複雑にしているカラクリだと思います。
意識してないと気づけませんが、ultがゲームを動しているのは事実です。
そして今回のテーマは、そんなultをかき消す「カウンターult」です。
ゲームを動かすult、それを意図的に失敗させることができる。
上の図の勝ち負けの数が1つ自分たちのモノにできる、そんなポテンシャルを秘めたテクニックです。
ultを制すものはOWを制す、それぐらいの感覚でultテクニックを磨いてほしいです。
ちなみにに駄目ultを減らそうという記事も書きましたので気になる方はぜひ!
鉄板カウンター「ドロビ」「虹彩」
カウンターultのド定番「サウンドバリア」と「心頭滅却」です。
サポートの中でも格別な味方防衛能力を持つ2つのultです。
たとえザリアのブラックホールでも、ハルトのハンマーでこかされても、シグマに浮かされても、このultを発動することで被害を抑えることができます。
注目すべきは、今挙げたultの面々が、ゲームを動かすきっかけ(イニシエート)のultであること。
ドロビと虹彩があれば相手のきっかけを潰すことができる。
ということは続く敵の猛攻のリズムを崩す、につながるわけです。
「ultを失敗させる」という成功を得ているわけですね。
さらに効果的なのがナノ◯◯へのカウンターです。
ナノ龍神、ナノバイザー(ソルジャーウルト)、たくさんのナノultがありますが、これらも基本的にドロビ・虹彩で無効化することができます。
1つのultで2つのultを無効化するわけです。
アドです。爆アドです。
※アド:アドバンテージ・・・有利のこと
ルシオ・ゼニヤッタを使い始めたのであれば、まずはカウンターultを決められるように練習すると良いと思います。
発動さえしてしまえば、グラマスのultだって止めちゃいます。
カウンターultはめちゃくちゃ強いんです。
他にもあるぞ!カウンターult!
カウンターultがドロビ・虹彩の2つだけだと思ったら大間違い!
ultは使い方ひとつでカウンターultに使えます。
いくつか紹介してみましょう。
■ デッドアイで龍神剣をカウンター
使い所が難しいキャスディーのデッドアイですが、カウンターultに使えます。
敵龍神剣の最初の犠牲者にならない、という前提付きですが、「龍神の・・・!」ぐらいでデッドアイを発動することでゲンジは前に出れません。出てくるんだったら弾丸をお見舞いしてやりましょう。
■自爆で龍神剣をカウンター
D.vaの自爆だってカウンターになる。
味方サポートにとどくように自爆を置いてあげる。
タイミングはデッドアイよりシビアですが、ナノ龍神だってコナゴナ。
■サージで龍神剣をカウンター
龍神剣をカウンターしまくりやな・・・。
龍神剣は強ultだから仕方ないですね。
慣れてくるとゲンジの斬りかかる場所がわかるもの。
その場所にザリア:グラビトンサージを置いてくるイメージです。
もったいなく感じるかもしれませんが、サポートは大助かり。
もしナノ龍神だったら、1つ2交換。
アドです。爆アドです。
■シャターでコアレッセンスをカウンター
モイラのコアレッセンスやリーパーの死ね死ねダンスのような発動してから一定時間効果のあるスキル(チャネリングスキル)はスタンで止めることができます。
効果範囲の広いシャターで他の敵もろともダウンさせてやりましょう。
■リップタイヤをバイザーでカウンター
ソルジャーのバイザーはジャンクラのリップタイヤをオートエイムする、意外と知らないでしょ?※
方向さえわかれば結構消せます。
タイヤを見失うと一撃を入れられないままバイザーが負ける。
※仕様変わってたら教えてね!
■デッドアイでデッドアイをカウンター
デッドアイでキルされる直前にデッドアイ発動。
後出しの方は40%ダメージカットで生き残る。
文字通り、先に抜いた方が負けるのだ。
(正直ネタ枠)
カウンターを挙げるとキリが無いのでここで止めますが、なんだってカウンターになります。
ホッグだって竜神返せますし、お狐つかえばブリザードから逃げ切れます。
敵のultを潰すためにultを使うというのが重要な考え方です。
ですが、まずはメジャーカウンターを覚えましょう。
上達のコツ1:何にカウンターするかを決めておく
何の変哲もないことなんですがコレもコツ。
味方チームが一掃されてしまうようなultにカウンター準備するのが一般的です。
たとえば、ザリアult、ハルトult、シグマult、ゲンジult、ジャンクult、リーパーultです。
何にカウンターするかを決めるのはアタリ合いの前からできるはずです。
オーバーウォッチult論に共通する考えとして
「思いつきのultより、準備して狙い通り撃つultの方が強い」があります。
カウンターも同じ。思いつきでカウンターするより、決めておいたカウンターが強い。
話がそれましたが、カウンター先のultを決めておくことで次のコツに繋がります。
「何にカウンターするか」を決めておく別の利点もあります。 それは「そもそもカウンターする必要あるのか?」に気づけることです。 例えば敵構成が、ゴリラ、トレーサー、シンメ、マーシー、ルシオだった場合、カウンターするべきultが無いですよね。 (そんなことより構成が邪悪、というのはナシで) 初心者がハマる以外なミスに「カウンターult撃つぞ!」と意気込んでいるものの「カウンターするべき敵ultがない」があります。 この場合、カウンターultばっかり気に取られて、ultを温存し続けてしまうミスが発生します。 もはやultを腐らせてしまってます。 カウンターの場面が無いならultをバンバン使いましょう。 出し渋るより、1マッチでult何回も使ったほうが強いです。
上達のコツ2:いつultが来るか予想しておく
ult上達の極意です。
相手のultを予想する能力を身に着けた人は間違いなく上にいけます。
定期的にスコアボードを開き、与ダメ等から相手ultゲージのたまり具合を予想しましょう。
味方タンクが溜まりそうなら、敵タンクも溜まりそう、とミラー的な考えもありです。
予想することの第1のメリットは「反応の高速化」です。
相手のやりたいことを読む、これは戦いの基本であり奥義です。
予測の効果を肌で感じている人は身についている証拠でしょう。
ちなみに、リーパーultを一瞬で眠らしたりするアナがいますが、反射神経じゃなくて予測の成果です。
もう一つのメリットは「カウンターultミスを防ぐ前準備」ができることです。
カウンターultをミスするときを端的に表現すると、
「ドロップ・ザ・うわわぁぁああぁぁぁぁ!」です。
笑いのネタにされてますが、マジめに反省するべきです。
なぜなら、防げるからです。
敵ゲンジの龍神剣をカウンターするつもりなら、
龍神剣の最初のエジキにならないような場所を確保しておくべきです。
ゲンジから隠れるぐらいの気持ちでもいいです。
これから増えるであろうラインハルト対策もおなじです。
ハルトのシャターで味方ゼニが虹彩を持ったままコケてたら切ない気持ちになります。
他記事でも紹介した通り、射線を切る動きでミスしないようにしないといけません。
そして重要なのは、これらミスしない動きの前提として、「敵ult予測」があるということです。
予測するから対策できる。
こんなシンプルな理論ですが、実践できいから苦しんでいる人がたくさんいます。
コメント
モイラのultはコアレッセンスです。
キリコの鈴はスキルなのにたいていのウルトのカウンターになるから最強なのでは…
かわいいは無敵
ドロビのカウンターがEMPというのも初心者は知っておくべきでしょうね