【OW2】上級者になるための “視野” の使い方

DPS

エイムに関する記事です。
はい、今回の内容で弾が当たるようになる記事です。
一見すると精神論ですが、うまい人達はみんな習得しています

意識ひとつで変わるエイムの世界

今も私は初めてキャスディを触ったときのことを覚えています。
――― ファイアレート(連射力)低くない!?
――― 弾数6発でもうリロード!?
――― これならソルジャーでカスらせダメージの方がマシじゃん!

狙って、撃つ。
FPSの基本。
これがどんなことよりも難しい。

敵のピタっと合わせてから撃つエイムを「フリックエイム1」と言います。
FPSに慣れていない人はフリックエイムに苦手意識があるのではないでしょうか?

しかしフリックエイムを避けては通れない。
フリックエイムを諦めるということは
 DPS:キャスディ、アッシュ、ソジョーン
 サポート:アナ、バティスト、イラリー
といった、登場シーンの多いヒーローを諦めてしまうことです。

そんなのもったいない。
フリックエイム2は意識ひとつで格段にうまく慣れるんです!
上級者たちは知っているのに、なかなか教えてくれないエイム知識。
その深い世界に潜っていきましょう。

キャスディは当たらないのに、アッシュのスコープは当たる。
そんな人も多いんじゃないでしょうか?
スコープは拡大されるから?レティクル感度が下がる3から?
そんな要素じゃない、もっと重要な何かが潜んでいると考えています。
先に進む前にみなさんも「スコープでなら当たる理由」を考えてみてください

“中心視野” を意識できているか?

今回お伝えしたいテクニックは中心視野4です。

本題に入る前に、いつも何となく覗いている視野のことを考えてみましょう。
人間は視野に写っている事象からいろんな情報を獲得しています。
下の例は大げさですが、ヒトは無意識下に似たようなことを感じ取り、そして考えていたりします

それがなんだ、という話。
実はそれが大変なことなんだ、という話です。
無意識に情報を獲得しているということは、つまり、脳のリソースを無意識に消費しているということ。
脳のリソースとは集中力や反射神経、動体視力などです。
上のような無意識の認知により、知らず知らずのうちに、本命のターゲットに注ぎ込むべき集中力等が削られているんです。

このリソースの無意識消費を無くす手段の一つが中心視野の活用です。
めっちゃシンプルに言うと「敵をめっちゃ見る」ということです。
ターゲットとする敵に全集中して見てる状態です。
中心視野にターゲットを据えて集中するとこんな感じの見え方になります。

たったこれだけですハバナエイム5で確かめてください。
体感できるレベルでエイム力が上がるはずです。
弾が当たります。
今まで対応できなかったレレレ撃ちにも合わせれるような感じをつかめます。
これが、敵をめっちゃ見る、というシンプルな手段で実現するから驚きですね。
自分のリソースをターゲットに集中させることのの効果、是非実感してください。

うまくいかない人は、ターゲット以外の敵を意識的に見ない、という意識で取り組んでみるといいかもしれません。

冒頭で疑問を投げたスコープなら当たる現象もこれで説明できると思います。
スコープでズームすることで、目に入ってくる情報をカットしています。
だから、無意識がムダ情報に引っ張られることなく、自分のパフォーマンスが上がります。

中心視野に関する勘違い

中心視野の活用方法を知ったとしてもエイムに自信がない人はまだ不安かもしれません。
中心視野についてもう少し補足していきましょう。

1.中心視野を使い方は練習で身につく
これがとても大事。
中心視野をうまく使うことは練習で習得できます
特別な練習方法もありますが、FPSなら普通のプレイで十分。
敵を狙う時に、ギュッと集中するだけでそれなりの練習になります。
注目するだけでエイムが張り付くようになります。
注目するだけで敵の切り返しに反応できるようになります。
注目するだけでヘッショ率が上がります。
まずはハバナ6で練習するとともにその効果を体感してください。
エイム向上感を体感できないときは他のメカニクスが間違っているかもしれません。
ターゲットに注目しているようでレティクルに注目している、とかね。

2.中心視野に集中している間は防御力が下がる
ターゲットに注目するだけでエイム力が上がる!
しかしデメリットもあります。
ターゲットに注目している間は、たとえ画面に危機が映っていても気づけません
オーバーウォッチはタイマンのゲームじゃない。
自分の周囲の状況を見極めて敵を出し抜くゲームです。
敵を倒せるその瞬間に周辺視野の集中力を発揮するべきなのです。
そうじゃないと肝心な時に集中力切れしてしまう。
というか、常にターゲットしか見ないんだったら防御力ガタ落ちでチームのお荷物です。
中心視野”しか”使えない、というのも問題なのです。

3.だからこそ「周辺視野」!
中心視野の話をするんだったら周辺視野の話もしないと。
状況を見極めて敵を追い込むタンク、状況を見極めてチームが望む一手を差し伸べるサポート。
これら2ロールに必要なのは周辺情報のキャッチです。
メインのタスクをこなしながら、周辺情報も拾い続ける、それこそが周辺視野の能力です。

上の画像でも情報量をカットしているつもりです。
本番ではこれ以上の大量の情報からポジション、スキル、攻撃、回復の順番を考えています。
中心視野しか使っていないとマルチタスクを処理することはできません。

ということで、中心視野が難しいと思った方、安心(?)してください。
周辺視野の方がよっぽど才能です。
注目していない薄い情報からでも、自分の置かれている状況をキャッチできるなら誇って良いんです。
中心視野を知らなかったとしても、みなさんは普段こんなに高度な周辺視野活用をしています。
周辺視野の練習方法も重要があれば紹介します。

記事作成のきっかけ

この記事はもともと温めたんですがXにて気になる投稿発見。

ボツ記事にしようと思ってたのですがRettyさんがご厚意に甘えて公開しました。

ネタ被りでボツにした記事も時間が空いたら公開するのもアリかもしれませんね。
今回はRettyさんの厚意に感謝です。

Retty @Retty_ow
日本OW2で活躍されるソルジャーotpプレイヤー。
チームには所属されていないものの、ゲーム理解度にはトップチームも舌を巻く逸材。

  1. 代表はキャスディ。敵を追いかけ続けながらエイムするのはトラッキングエイム(ソルジャーなど)と呼ばれます
  2. それに今回の内容はトラッキングにも使えます
  3. ちなみに筆者は腰だめとスコープを同じレティクル速度にしています
  4. 中心視、集中視野などとも呼ばれるスポーツ科学用語
  5. カスタムコード「9TVHD」
  6. 大事なことなので2回目。カスタムコード「9TVHD」

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