サルでもわかる「勝ち後の前進」

脱初心者

OW2は低レートでもレベルが高い

初代オーバーウォッチと比べ、プレイヤーの成長度が高まっています。
初代オーバーウォッチの同レート帯で通用していた人も、オーバーウォッチ2では通用しなくなってきました。
技術常識のレベルがアップしているわけですね。

そんな気持ちで配信を見ていると、やっぱりレベルが高い。
例えばウェーブに勝った後、みんなでカートを押すチームは少なくなってきている
オブジェクト(ペイロード)の周りに集まることなく、前進する人が多いです。
過去記事にしたくらいだから、これもちょっとした技術なんですがみんなができるのがすごい。

・・・と、思っていると?
勝ちウェーブ後に前進したのに、その有利を活かせてなくない?
いやいや、むしろ前進して不利になってない?

ただただ前進しているだけ。
前進はそうじゃないんだよ・・・!1
誤解を恐れず表現するなら、その前進はもはやチンピラなんすよ。

基本の「前進」に “+戦術” をトッピング

「ウェーブに勝てたら前進!」の意識を持てる人は多いように思います。
それこそゴールド帯でもよく見るプレイです。

しかし「なぜ前進するの?」の理解はまだまだ浅いように感じます。
――― そんなのオブジェクトキープのために決まってるじゃん!

それはそうなんですが、はたしてそれだけでしょうか。
ウェーブに勝った後の前進にはもっと多くのことを詰め込めれます。
次のウェーブでどういう戦いになるか、頭の中で想像してみましょう。
そこから見えてくる未来に向けて、ウェーブ勝利で得た時間を活用するのです。

1.次ウェーブの有利ポジ確保

オーバーウォッチは「位置取り」のゲームです。
有利なポジションで戦う、それだけで勝率は30%近く上昇することもあります。
理解できないくても「有利ポジで戦え」は無条件に暗記してOKです。

例:敵の攻撃を受けにくい位置

攻撃を受けにくい位置にいる理由の説明は不要かもしれませんね。
攻撃を受けにくい、ということは敵は頑張って近づいたりする必要がある。
がんばって近づくためにスキルを使ったりする。
そうやって近づいた頃には敵にリソースはない。
はい、ここで温存していた自スキルを投入するわけです。
ちょっと移動しただけでコレ。
サルでもわかる必勝法ですね。

2.相手のキーポジションを捨てさせる

相手の有利を潰す、という考えも有効です。
次のウェーブが訪れるポイントを理解しているのであれば、敵が取られると嫌なポイントを先にキープしてみましょう。

例:リグル直後に向かえる、敵に有利な高台

この小部屋を敵に取られた状態で戦うのはキツい2
だったら、先に取っときゃいいじゃん、という考えです。
弱気が敵な場合、このポジションを取っておくだけでポジションを捨ててくれます。
強気な敵だとしても、小部屋の小規模戦闘が長引くならそれだけリグルの時間を遅くできます。

3.ハイド

OWのバランスの良いところは「的に狙われても即死じゃない、でも油断すると死ぬ」だと思います。
・・・じゃあ、油断してる敵を狙えばいいじゃん
ということで使われるのがハイド(意外な位置に隠れておく)です。

例:そんなトコにおらんやろ~?の位置

「予想外の一撃」を持っているプレイヤーは強いです。
敵は油断しているので短時間・省エネでキルを奪えます。
しかも一度成功させると敵は疑心暗鬼になります。
ネクストではハイドしなくても敵はキョロキョロして注意散漫になります3

Before → After

なんということでしょう。
以前はチンピラ同然でバカ正直に敵を正面から迎えていたチームなのに。

Before

敵を攻め込むたくさんの選択肢を持っている状態で次ウェーブに望めます。

After

どうですか?
敵を叩き潰すという意味ではチンピラですが、倒しにくいDPS、絶妙なポジションのタンク、なんとか前進したところで背後からの奇襲。
こんなに選択肢の多い戦い方は大きな進歩です。
次ウェーブの戦いにワクワクしませんか?

まとめ

STEP1:
勝ち後の前進を知らなかった人は、その戦術を知るところから始めましょう。
過去記事

STEP2:
次ウェーブがどうなるか想像してみよう。
敵はどこからくる?
自分が敵の立場なら、なにをされると嫌?

STEP3:
次ウェーブがイメージできたなら、自分たちが有利に戦える位置取りをしておこう。
敵のポジションを潰すという考えも答えのひとつ。

  1. ウェーブで勝ったら挨拶、これが基本。でも今日はそれ以上の話。
  2. この小部屋の価値がしっくりきてない人も「そうなんだぁ」と覚えておいてください。
  3. ハイドは何度も狙うプレイではありません。相手の意識の空白を狙いましょう。

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