サポートの役割は回復です。
しかし、回復だけがサポートの仕事、というわけでもありません。
サポートの攻撃参加が重要なのは言うまでもありません。
しかし、重要なのは攻撃だけなのでしょうか?
攻撃はサポートにとって他人事ではない
攻撃しないサポートは成長しない。
これは以前の記事で取り上げたテーマです。
味方を回復すれば、なんだか仕事した気になって満足してしまいます。
オーバーウォッチの罠ですね。
考えてみると当たり前なんですが、回復って敵への影響ゼロなんですよ。
もちろん回復は間接的に敵にプレッシャーを与えます。
しかし、敵に直接的なプレッシャー ―――それが攻撃 ――― を与える方が良いに決まってます。
・・・じゃあ、攻撃性能が最低のマーシーは欠陥サポなの?
この問は争いを呼ぶので深追いしません。
しかし、この質問はサポートのさらなる側面を覗くきっかけになります。
Reポジションニング
本題に入る前にちょっとしたTipsの話をしましょう。
回復しなくて良い時間ができたら、攻撃。
そしてそれ以外の選択肢、それも全ヒーローに共通するテクニックを紹介します。
――― ポジションチェンジです。
細かくポジションを変えられるサポートは強いです。
ポジションチェンジのメリットを考えてみましょう。
ひとつめは「敵の計画を防ぐ」効果です。
頭をリセットして攻撃を組み立てるシーンを想像してみましょう。
――― どうやって敵を倒すか?
そうですね。
結局のところ、敵を倒すことを考えますよね。
もうちょっと思考を進行させると・・・
――― 誰から倒すか?
と、考えるのが一般的ですね。
そうなると、まっさきにターゲットにされるのがサポート。
ここに、ポジションチェンジが効いてきます。
そうです!
敵は「さっきサポが●●にいたから、●●を攻めよう!」と計画を立てます。
そしてもしその●●にサポートが居なかったら?
ね?出鼻をくじけるわけです。
細かいポジションチェンジが、細かい想定外を産みます。
想定外が敵の大ミスにつながります。
まだまだあります、細かい移動のメリット!
・・・結局、この話に帰ってきます、「有利ポジ」。
しかし、有利ポジといっても定番ポジションではありません。
定番有利ポジションを取っておけば強い。
真理です。
ですが、いつでも取れるわけじゃない。
今回のテーマである「回復不要のちょっとした余裕時間」での移動は無理。
じゃあ諦めるのか?というとそうでもない。
取るべきポジションは以外に身近にある。
カートのちょっとした遮蔽物を獲得しました。
これでもいいんです。
これだけでも敵の弾の数%は回避できます。
この動きがめっちゃ大事。
自分の命をほんのちょっぴり長生きさせる。
こういうプレイの積み重ねが、私達と上級者の違いです。
慣れてきたら普段は使わないポジションも即座に判断して獲得できるようになります。
数%勝率を上げればレートも上がるオーバーウォッチ。
積み重ねってとっても大事です。
細かいプレイをあなどってはいけません。
ちょっと時間ができたら、頭をリセットして少しでも有利を獲得しましょう。
低レートサポートでホントよく見る光景があります。
それは、回復不足を恐れすぎて、全快のタンクを回復し続けるサポート。
怖いのはわかる。
でもそのプレイが無駄だということは理解できるはずです。
そして気づいてください。
その時間でちょっとした有利を作れるということを。
ヒーロー独自の強みを見せろ
さて、ここからが本題。
回復に余裕ができたときにサポートが本当に意識するべきこと。
それは、ヒーローの独自ムーブです。
?
まあ、「?」ですよね(笑)
伝えたいことは、サポは一人ひとりスペシャルな行動があるということ。
そして回復しない時間は、このスペシャルな行動に割り当ててほしいということです。
というわけで、ヒーロー別に説明してみます。
マーシーは攻撃できなから、余裕時間でヒマな存在?
そんなわけないです。
マーシーのスペシャルな動きは、味方のキャリーを超キャリーに成長させることです。
すなわちダメージブーストです。
ヒットスキャンと相性が良く、ポーク構成に重要な「ピック性能」をチームにギフトします。
このサポートは第3のDPSです。
距離減衰ナシの攻撃は敵にとって大きな脅威です。
ですが、タンクの後ろからペシペシ撃っているとあまり怖くありません。
上述の安全ポジとは逆、つまり強気ポジション(とくに角度!)で射線を広げる動きがスペシャル。
相手を前に出させない圧力。これはスペシャル!
こいつらのスペシャルはとってもスペシャル。
でも難しいので説明はちょこっとにします。
二人は、真逆ですが、似ています。
ブリはポジションを点で抑えるのが得意です。
例えば、高台はブリ自身が有利にならない、なのにブリで高台取ります。
こうすることで「敵が高台取る動きを抑える」というスペシャルです。
ルシオはスピブと言いたいところですが、浮いたバックラインに絡みに行くというスペシャル陽キャです。
この項目を伝えるために記事を書き始めましたが、めっちゃ書かないといけないことに気づいたので今回はみなさんにイメージを抱いていただくレベルの内容にとどめておきます。
コラム:メインサポートってなんだろう?
最後に余談です。
「メインサポート」という言葉の意味はプレイヤーによって違います。
といっても、多くの人は「回復量が多いサポート」をメインサポートと呼んでいます。
今の環境だと、アナ、バティとかが一般的ですね。
しかし、むかしはメインサポートが意味するサポートは別サポートでした。
初代オーバーウォッチでメインサポートと言えば、ルシオ、ゼニ、ブリ、マーシーでした。
ちょっとおどきですね。
このサポートはみんな回復量が低いです。
こいつらのどこが「メイン」なんでしょうか?
私の理解では、これらサポートはチームにスペシャルな戦術を与えてくれるから「メイン」です。
例えばルシオ。
ルシオのスピードは唯一無二、チームに翼を授けます。
ベタ足だけど近づけば強いハルトのようなタンクを輝かせることができます。
一瞬で距離を詰めて押しつぶす、こんなスペシャルを作れる。
言い換えると、この戦術に必要不可欠なのがルシオ。
だからメインなんです。
そういう意味で、フォーカス&圧スペシャルのゼニ、圧倒的ディナイ(戦闘拒否)のブリ、ワンピック特化を与えるマーシー、こいつらはいずれも「メイン」なわけです。
逆に、メジャーなアナ、バティ、モイラ、キリコは回復は安定しますが、こいつらじゃないとできない動き、というのはあまりありません。
なのでこいつらはフレックス(交換可能な)サポート、もしくはメイン ”ヒーラー” なのでしょう。
コメント
無印でメインサポのくだりどの界隈の話?
6年やってるけど聞いたことない
ずっとヒール量基準でメインとサブって言われてる認識だし、野良との会話もそれで成立してたけれど
競技シーンに触れられていないとピンとこないかもしれません。
またはCS環境もメイン・サブの話が一般的でないかもしれません。
参考サイトを掲載します。
https://www.reddit.com/r/OverwatchUniversity/comments/lnvaxr/what_makes_a_main_support/
https://liquipedia.net/overwatch/Team_Roles
やっぱり英語圏かつ競技シーンかつその中でも認識分かれてるレベルの表現であって、「無印ではこう」みたいな話ではないね
中にはこう言う人もいます、それはこのような考え方だからです。「サポート」がなんたるかを今一度各々考えてみましょうね
……的な話にした方がずっとよろしかったね
一般的じゃない意見捏造だし、記事全体の説得力が薄まっている
OWLで使われていた言葉なので一般的に使われていた用語と捉えておりますが、「意見の捏造」と言われればそうかもしれません。
混乱を招く表現をしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。
捏造ってのは存在しなかった事象などをでっちあげることで、少なくとも日本の有志wikiですら使われている表現なので捏造じゃないですよ。
というか、認識が分かれていることを既に記事内でも書いた上でこう言う考え方があると表現されているのに、説得力が薄まる理由がないと思うのですが…
あまり強い表現を使う前に、ちゃんと記事を読む読解力や相手の丁寧さに合わせた敬語表現を使えるような国語力を養った方がずっとよろしいのではないでしょうか?
(せっかく穏便に済ませた管理人さん、蒸し返してすみません)
しがない一般プレイヤーですが、「スペシャルな行動」の話は自分が普段考えていることとも一致していて面白かったです。
世間でモイラが弱いと言われる原因も、この「スペシャルな行動」が無いからかなと思っています(しいていうとトレゲンを安定して追い返したり、黒玉で後衛に負荷をかけたり?)。今のところイラリーはそこそこ強いと言われている気がしますが、実は回復とダメージ以外のスペシャルさがあまり無いので、ナーフされてDPSやHPSが下がってしまうと途端に弱キャラになってしまう予感がします。
> 逆に、メジャーなアナ、バティ、モイラ、キリコは回復は安定しますが、こいつらじゃないとできない動き、というのはあまりありません。
アナの阻害とスリープはスペシャルの塊みたいなものなので、個人的にはアナは名実ともに(?)メインサポートと呼んで良いかなと思いました。