DPSは射線を増やせ

DPS

ウィンストン、キリコの新構成はバナナラッシュと呼ばれているらしいです。
こういう新しい構成は流行りスタりがあり、いち早くつかんだ人たちがレートをあげます。
しかし、もっと重要なのは流行りに影響されない、普遍的な考え・テクニックです。
今回の射線の話も、普遍的な考えだと信じています。

射線とは

別記事で紹介しているの詳細は省略して、短く説明します。
射線とは攻撃できる範囲のことを指しますが
今回はDPSサイドから見た射線の話なので、文字通り「攻撃の方向」として話を進めます。

デキるDPSは射線を増やす

DPSレート上げるなら、味方の射線を増やすための立ち回りを意識しよう
これが、この記事の結論です。

――― でも、射線を増やす、というのはちょっと意味不明。
――― だって、自分が分身しない限り自分の射線を増やすなんて無理じゃない?

そうじゃないんです。
増やすべきは「味方の」射線なんです。
味方の射線を増やすとはつまりこういうコト。

①これを、こうして・・・
②こう!

あまりに微妙な差なので説明します。
射線を増やすとは、
味方の作っている射線とは別の射線を作り出すこと、です。
(上ではソルジャーが移動して矢印の幅が広がってますね)
攻撃可能なエリアが広がるので、射線を”広げる”とも言われます。

上の①②は考えを説明するための一番シンプルな例です。
実際は、この程度の変化では射線を増やせていないのと同じです。
実践的な意味の「射線を増やす」とは、すでに存在する味方の射線と複雑に交わる射線を作り出すことです。
例えばこう。

③どや!

③になると、キャスディの射線とソルジャーの射線はほぼ90°で交わることになり、さらに「高さ」という角度も加わることになる。
確かにこれは複雑な射線であり、射線を増やせていることになるでしょう。

ということで、この記事を読んだ初心者DPSのみなさん!
これからは射線を増やす動きを意識しましょう!
・・・という話で終われるのですが、何度も言うようにwebの情報はあてになりません。
このブログも嘘・検討不足が多いです。
いったん落ち着いて、本当にそうなのか考えてみましょう。

射線を増やせているのは確かです。
ですが、射線を増やすとなぜ強いのでしょうか?
ん?待てよ。
射線を増やしたとしても、撃ち込んでいる場所は同じなんじゃないか?
つまり、射線を増やしたとしても、右側小階段の1エリアに撃ち込んでるだけじゃん
狭い1エリアに撃ち込むんだったら、射線を増やす意味なんて無いんじゃない?
ということで、記事の続きをお読みください。

射線を増やすとなぜ強い?

その答えは撃たれる側に立つとわかりやすいです。
ちょっと見てみましょう。

このシーン、めっちゃ怖くないですか?
いや、怖いと感じるられる人はある一定のレベルまで到達している人のはずです。
今回の記事では、これを怖いと感じられるところがゴールのような気がします。

味方ハルトの正面に立っているキャスディ。
こいつはハルトの盾を短時間で破壊する近・中距離DPSです。
しかも、ペイロードにタッチしやすい位置にいる。
キャスディを真っ先に倒したいですね。

じゃあ、アッシュはスコープを覗いて攻撃できるかというと、それは無理
なぜなら、左上にソルジャーがいるから。

ここでソルジャーの気持ちになりましょう。
もし、ハルト裏にいるアッシュがスコープを覗いていたらどうしますか?
ソルジャーで足を止めて撃ち下ろしちゃいますよね。
そうなったらアッシュは瞬殺でしょう。

ということで、射線が増えてしまっているために、ペイロード側は容易に攻撃できない。
さらに攻撃しないときすら、この射線が影響を与えています。

たとえば、キャスディの攻撃がきつくなってきたらペイロード裏に隠れたとしましょう。
隠れたことでキャスディの射線を切ることができましたが、ソルジャーの射線は切れていません
これが、射線が2本あるときの効果です。

ということで、たとえ攻撃するエリアが一箇所だとしても、射線を増やす意味は十分にあるんです。
むしろ、敵が一箇所に固まっているからこそ、多角的な攻撃態勢で待ち構えることで、敵から攻撃する自由も隠れる自由も奪っていることになるんです。

”定番” を信じるな、理解しろ

射線を増やす・広げるの理解が深まると定番ポジションも本当意味で理解できます。
射線の観点からいくつか例を考えてみます。

例えば釜山では、上のようにシグマのルートに固まることが多いです。
これがシル・ゴルだと、全員がシグマルートです。
ここで、1DPSを逆サイドに派遣するだけでかなり攻めやすさが変わります。
敵タンクがちょっとでも前にでようものなら、ジャンクラットのボムが後衛に直撃してしまうでしょう。

同じく釜山のサンクチュアリだって、定番のサイドルートからヒットスキャンを中央に置くだけで射線が広がり、相手を押し込めることができます。

強いから定番ルートなわけですが、敵も味方もそこ固まるんだったら、自分だけは射線を広げる動きをして、敵を囲い込むアイデアを持ちたいものです。
たったひとりの動きで、敵を射線という檻の中に閉じ込めることができるのです。

見方を変えるとフランカーも同じ

ちょっと飽きてきたので深く言及しませんがフランカー※も同じです。
本陣とは違う、意外な方向から攻撃するから敵が混乱するんです。
味方タンクの裏から手裏剣を投げているようではまだまだ下忍です。
※フランカー:トレーサー、ゲンジに代表される敵陣に飛び込んで荒らし回るヒーロー

■力尽きたけどがんばって補足
射線を増やす・広げるという考えはDPSに共通する一般的な考えです。
しかし一方、射線を広げるということは、チームから離れるということでもあり、リスク行為です。
どこまでリスクを取れるか、という難しい話でもあるのですが初心者レート帯では、今回紹介したような定番と"思われていない”射線の増やし方をすることで、そっちに全然敵がケアできなくて一方的に攻撃できる、ということもあります。
あー、1章使って説明したいですが、今回はこれぐらいで。

コメント

  1. 匿名 より:

    うーんめちゃ分かりやすいです👍