「立ち止まって撃つ」はなぜ重要?

DPS

弾が当たらないから倒せない、当たらないから負けた。
この悔しい感情を日夜噛み締めているみなさん。
今日こそ満足してゆっくり眠れるような記事を、
すなわち、弾が当たりやすくなるような情報をお伝えしたいと思います。
弾を当てるのはDPSに限らず、サポートも重要ですよ!

「撃たれる危機感」は理解済み

FPSの勝利条件を極端に表すと「撃たれずに撃つ」になります。
何も知らずプレイしていた頃は敵にボコボコに撃たれてやられていたことでしょう。
という経験から、「敵の攻撃を避けながら撃つ」ことの重要性は理解しているはずです。

となれば「動きながら攻撃」することも
まるで息をするかのように実践されていると思います。

そしてそれは相手も同じ。
相手も避けながら攻撃してくるものだからお互いなかなか命中しない。
ピュン、ピュン、、、バン!
下位レートだと運ゲーになってしまうこともあるでしょう。

ということで、今回は運ゲーからの脱出、
攻撃を命中しやすくするエイム方法、立ち回りについて紹介します。
ずばり「立ち止まって撃つ」です。

立ち止まったら敵の攻撃が集中してしまう?
止まって撃ったら命中しやすいのは当たり前?
まあまあ、ちょっと聞いてくださいよ。
そのレベルのさらに先の話もあるんです。

動いて撃つ vs 止まって撃つ

自然と身についた「動きながら撃つ」。
敵の攻撃は受けたくない。
だから、敵の攻撃を避けつつ、撃つ、というのは自然な技術であり
誰かに教わることなる身につく考え方です。
事実、じっとしているよりも被弾は抑えられます。

ですが、被弾低減の他に認識するべきことがあります。
「動きながら撃つ自分の弾は命中しているのか?」
自分の “動きながらエイム” の精度を把握できている人はほとんどいません

精度把握できていない人の命中率は(良くて)20%程度だと思います。
ボット撃ちに代表されるエイム練習が習慣化している人なら同意いただけるはずです。
「動きながら敵に当てるのは難しい」
エイム練習すればかなり改善しますが、したことない人はまず当たりません。

それって、エイム練習しなきゃ・・・てコト!?
う~ん、エイム練習ってカジュアルじゃないでしょ?
もっとエンジョイの中で弾当てられるようになりたいじゃないですか。
だから「立ち止まって撃つ」なんです。

動きながら撃つ、これは攻撃回避から生まれたもの。
立ち止まって撃つ、ということは敵から攻撃されるのを受け入れる、ということなのでしょうか?
そんなことはありません。
今回の記事の言いたいことの1つは
状況を判断して、動き撃ちなのか、止まり撃ちなのか、切り替える」ということです。
つねに立ち止まっていては初心者に逆戻りです。

私が拝見した下位レートの動きでは、
明らかに止まり撃ちでいいときでも動き撃ちをしていて、弾が当たらないのが多かったです。
なぜ止まり撃ちができていないかというと、
「動きながら撃つ」は敵攻撃の危険にさらされることで自然に身につく技術なのですが
(あえて)止まって撃つ」は意識しないと身につかない技術だからです。
そして今回は「止まって撃つ」の状況判断についても紹介したいと思っています。

まずは「追い打ち」から

イメージしやすい具体シーンから入りましょう。
「追い打ち(撃ち)」で止まり撃ちをやってみましょう。

追い打ちとは、敵の大部分をやっつけた後の話。
残存兵が逃げ帰っていくところをイメージしてほしいです。
逃げてく敵に対して、動きながら撃つ必要ありますか?
思い出してください、動きながら撃つ理由を。
敵の攻撃を避けるために動いてたわけですよね?
じゃあ、攻撃してこない敗走兵に対してこっちが動く必要は無いですね。
止まって撃ってみましょう、当たるはずです。
※追いかけて倒す、という意識のもと動いてしまうというのもあるのですが超近距離でも無い限り下位レートでは止まって撃つほうが当たるはずです。

この具体例から見えてくることがあります。
自分が撃たれる状況でなければ止まって撃って良い」です。

撃たれない状況で敵を攻撃する、これを「フリーで攻撃する」と呼びます。
オーバーウォッチはマッチ中にフリーになる瞬間がたくさん発生します。
自分がフリーであることを認識し、フリータイムのアドバンテージで敵を倒す。
・・・今回のケースだと「止まって撃つ」ですね。
「フリーを認識する技術」、これも難しい技術なのですが
まずは追い打ちのように、明らかに自分たちが有利な時にちょっと思い出してほしいです。
引き続き、フリーの判断についてもう少し説明します。

[中級者向け] フリーかどうかを判断する能力

ここから中級者(になりたい人)向けのお話になります。
DPSは “フリー” の嗅覚がめちゃくちゃ大事です。
中級者の方は気付いているはずですが「フリーで撃つ」他のメリットとして
「ターゲットがコッチを見ていない」があります。
コッチを見てない=コッチの攻撃を避けれるはずがない、なので命中率が上がるのは当然です。
ということでフリーになるべく、DPSは常に戦場を動き回っていますね。

ある程度DPSに慣れた人は上の動いて撃つ、止まって撃つの切り替えができていると思います。
そして、その感覚を研ぎ澄ましていくことが上達の道だと思っています。
「今、自分はフリーなのか?」自分への問いかけを癖にするといいかもしれません。
無意識にフリーかどうか判断している人もいるかもしれませんが
意識的に問いかけることで感覚が鋭敏になっていくはずです。

そして、フリーかどうかを判断する感覚を伸ばすと次に繋がります
それは「フリーになるためにはどうすればいいか」の感覚です。
自分はフリー?」の問いかけから「フリーになるためには?」の問いかけに進化したわけですね。
こうなると「フリーとなる行動を取る」まで進化するのも目前です。
DPSはマッチ中にフリーで撃つ時間が大きければ大きほどよく、上級者ほど顕著です。
自分はフリー?の受け身の姿勢から、フリーになるために行動するという積極的姿勢がウデマエをわけるのですね。

上級DPSの方も、才能でフリーポジションを見つけているわけではなく、
自分がフリーなのか?→フリーになるにはどうすればいいか?→フリーになるためにあそこに行く!
のような思考プロセスを無意識に踏んでいるはずです。
今回のテーマ「立ち止まって撃つ」は小さな一歩かもしれませんが、
立ち止まって撃ちたい→立ち止まれるか?→フリーか?の考えが、
上級者に近づく方法の一つだと考えております。
以上が、立ち止まって撃つことが重要な理由です。

コメント

  1. うにの軍貫 より:

    試合のテンポ感や意識する事、仕事量が多いOWだからこそ、エイムにのみ集中できるボット撃ちの重要性が高い気がする。

    ということで、プロが使う高難易度のレレレbotではないカジュアル向けのカスタム練習場まとめ記事待ってます。

  2. 2からpcでびゅー より:

    ow2になりこちらのブログを良く読むようになりました。
    面白くかつ為になる記事が多いので、OWを新しく始めた友人に真っ先に勧めています。
    OW1でプラチナ止まりの自分としても腑に落ちる事が多く、参考になります。これからも楽しみにさせていただきます。