FPSの基本とも言える高台戦略。
「初心者はとりあえず高台に行こう」、私も同意します。
しかし、なかなか身につかない高台感覚。
高台の価値・使い方について書きました。
負けるとき高台意識がまじで低い
自分はわかってるつもりなんですが、ゴルシルの方たちは高台を取れていない。
それも「取るべきタイミングでもとらない」、すごくもったいない。
高台を取れば勝率がグンと上がる!・・・わけではないのですが、みなさんなら勝率を数%上げる難しさを知っているはずです。
ここで考えてみました。
それなのになぜ高台を取る習慣が身につかないのしょうか?
もしかしたら「高台を取る理由」をわかっていないからかもしれません。
理由がわからなければ習慣にするのは難しいです。
それに、理由を知ることで高台のアドバンテージを最大化できるかもしれません。
ということで今回は高台が有利である理由を探っていきます。
どのロールも高台へアプローチするべきなので、高台の防御性能 ―これはサポート向け―、と高台の攻撃性能 ―DPS向け―、の2つの観点から考えてみました。
高所の防御性能について
・届かない攻撃
ラインハルト、ザリア、リーパー、メイ、ブリギッテ、これらヒーロー(そして他にもいる)は高台へ攻撃する手段が少ないです。
ということは、です。
自分が高台にいるだけで、こいつらから攻撃されるリスクが下がります。
これってすごいことで、ただ高台を取るだけで敵の攻撃を無効化しているのと同じです。
攻撃が届かないのであれば攻撃を意識する必要はありません。
高台を攻撃できるであろう敵にだけ意識を集中すればいいんです。
敵にすぐ倒されしまう、そんな悩みを一発解決です。
・一歩引くと遮蔽物
とはいえ万能防御ではない高台です。
高台にいるのに撃ち抜かれことなんて日常茶飯事です。
それでも高台を取る理由は、ちょっと下がるだけで高台が遮蔽物になるからです。
やばくなったときに下がればいい、すなわち、タイミングは自分にあるというのもアドです。
・射線を切るポジショニング
強い高所というのはエリアが広かったりL字だったりします。
これに上で述べた「高台は攻撃を受けにくい」が加わると、ポジショニング論に発展します。
高台を取る → 敵に攻撃される → 高台内を安全に移動 → 新たなポジで仕事再開、このムーブです。
戦闘中にポジションを取り直す、この大事な考えを身につけるのが第1になりますが、いざポジションチェンジをするとなるとやっぱり高台が強いんです。
・最悪降りりゃいい
高台は取り得、と言われる理由です。
高台取ったのにダイブ系ヒーローに襲われたらどうしよう・・・
高台は敵から見にくいですが、味方からも見えずらかったりします。
そんなときは高台から降りればいいんです。
逆、すなわち高台に登る、は大変ですが、降りるのは簡単。
ノーコストで実行できます。
つまり、高台は取ってりゃそれだけ有利、デメリット無しなんです。
高所の攻撃性能について
・シンプルに射線が広がる
射線を広げる意味については以前も触れました。
高台を取るだけで、高台から攻撃DPS、ペイロードなどオブジェクトを押し引きタンク、とチーム射線を広げることができます。
・敵タンクを無視できる
タンクは矢面に立って味方への攻撃を受ける役割です。
タンクが一人ですべての射線をおさえるのは不可能。
特に高所を確保すれば、タンクの頭を超えて敵後衛に攻撃を通せます。
後衛を倒すチャンスであることはもちろん、倒しきれなくても相手を無理やり引かせることができます。
・攻撃ポジションに変化をつけられる
防衛のときにも書きましたが、高台はポジションを変えるリスクが小さい。
1回射撃して敵が注目し始めたらポジションを変える。
うまい人ほど同じ場所にいないモノです。
相手が注目している方向とは違う角度で攻撃することで命中率が格段に上がります。
・ノーリスクで距離を詰める
意外な話かもしれませんが、高台は相手との距離を縮めるのにも使えます。
だって、ローリスクでポジションチェンジできるので。
という意味では近距離ヒーローであるリーパーだって高台と相性が良いのです。
近距離系は高台取ることが一見無意味ですが、距離調整のために使うことで、それが予想外な攻撃を生むことになります。
ultのために高台を使うのは、もはや基本ですね。
いつ高台を取るべきか?
これまで説明したカンジで、高台はとても強いです。
ここでひとつ注意点をおまけしたいと思います。
高台はいつとっても強い、しかしいつでも高台に移動すればイイというワケではないのです。
特に今回知ってもらいたいのは、アタリ合い中の高台確保です。
アタリ合い中に高台を取る動きについては慎重に判断しましょう。
というのも、自分が高台に移動している時間は、4vs5の自チーム不利になっているかもしれません。
5vs5の強みをぶつけ合うオーバーウォッチにおいて、一瞬でも参加しないのは危険ということです。
そして、裏を返せば高台を取るべき時間が見えてきます。
アタリ合いをしていない時間が高台確保チャンスですね。
例えば、アタリ合いに勝った後とか、みんなで仲良くロボットを押すのもいいですが、それでは勝率が上がりません。
まじのアタリ合いじゃないときは有利ポジを確保できないか意識をめぐらせましょう。
逆に今アタリ合いじゃないと相手に見せかけて、相手がポジション変えている中途半端な時間帯にダイブするとか。
高台とは実に深い戦略ポイントなのです。
高台攻略のコツ、それは・・・
高台攻略!それは・・・!
と思いましたが、長くなってきましたので今回はこれぐらいにしておきます。
それでもお伝えしたいのは、高台取られたら対処しないといけないということ。
そう、ちゃんと時間を使って高台をクリアリングしないといけない。
時間の奪い合いであるオーバーウォッチにおいて、高台は相手に時間を浪費させるポイントなのです。
高台を理解し、自分の糧・レートにしてやりましょう。
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