5 vs 5 で戦いで何が変わった?

OW2その他

オーバーウォッチ2になってから多くのシステムに手が加えられました。
「マップの広大化」「CCの大幅削除」「ロール別パッシブの追加」・・・
それらについても考察していきたいところですが
今回は「6 vs 6 が 5 vs 5 になった」について、その1側面を考えてみます。
古参勢に向けたタイトルですが、OW2から始めたプレイヤーも
知っといて損無い内容をお伝えしたいところです。

2タンク「シナジー」 → 1タンク「レイドボス」

初代はダブルタンクの6vs6でした。
Wタンクによるタンク同士の組み合わせは無限の戦略を生んでました。
戦略の中心はタンク、
2人のタンクがどこを押す、どこ塞ぐ、や
どこを分断して、誰を最初に落とすか、の要(かなめ)でした。

オーバーウォッチ2はシングルタンク、その代わりタンク強化。
強化といえどもバフなんてレベルじゃありません。
ほかヒーローの1.5~2人分ぐらいのパワーを持ってます。
タンクがオーバーパワーで変わったことの1つが、タンクキルの重みです。

今までは「人数差を意識!」が常識でしたが、
同じ人数差 4 vs 4でも、落ちたのがタンクだったらタンク生存チームが勝ちます。
また、3 vs 4みたいな明らかに3側が不利でも、タンクが生きてるならワンチャンスです。
上の話だけでも、ultいつ使うか論に発展できそうですね。

いかにタンクを倒すか、ということに気づいた人達がディビジョンを上げていくでしょう。
みんなで敵タンクを倒す、さながら、レイドボス戦である、という感覚が重要かもしれません。
そして一歩踏み込んで「タンクはタンクが相手する」に意識が向けば、さらにレートアップです。
ちょっと長くなるのでこの話はこのあたりで。

とにかく、タンクが強い、ゲームを動かすのはタンク、だから使って楽しい、
これがオーバーウォッチ2にもたらされた変化の1つです。
タンク過疎ゲーだったとは思えない変わりようです。
一方、タンクの重要性が増したのは事実。
これを聞いて尻込みしてしまう初心者の方もいるかもしれません。
「tank gap」と言われないための初心者向けタンク基礎講座も予定しております。


とはいえ、敵タンクを真っ先にフォーカス(集中攻撃)しようという話ではありません。
RPGでボスがオトモを連れてたらどうします?
オトモから倒しますよね?
フォーカスの話も別記事にて。

強ポジは誰がケア?

サポタン不在で真っ先に気になるようになった点は
高台などの「強ポジ」をケアできる仲間がいなくなったということです。
(旧OWなら、相方がD.vaピックしてくれてたのに・・・)

高台そのものがナーフ(旧マップもちょっと修正されてる!)されたけど
やっぱり、強ポジをケアできないと負けるのは当然。
ここで注目されているのはゲンジ。
CCが無くなったから相対バフされて強くなった。
くわえて、高台ケアできる、という意味で重要度が増してたりします。

さて、
高台の話は、メタのそのまたメタ、一般戦術のレベルの一例です。
その戦術に対する定石である「サポタンカバー」がもう通用しません。
この高台ケアの話にかぎらず、5 vs 5は旧メタをぶっ壊し始めたのかもしれません。

崩れ行く旧メタ

ゆっくりと、しかし着実に旧メタが崩れているように感じます。

さっきの高台の話、攻めるも守るも重要な話です。
初代OWならゲンジの他に「アッシュ」や「ソルジャー」も選択肢でした。
でも、(私の感覚ですが)今は「アッシュ」ピック率の方が高いです。
これは 5 vs 5 がもたらす別の変化「ゲーム展開高速化」が原因だと思います。
とりあえず当たり合いの時間が忙しい、そして次の当たり合いが早い。
このせいで、ソルジャーのダッシュだとポジション取りが不安に感じます。
だったら、アッシュ、ハンゾーでいいや、となってしまいます。
このようにゲーム速度が、旧意識を変える原因になっているかもしれません。

ケアできないのは高台だけではありません。
敵に絡まれた味方を守ってくれるサポタンもいなくなったのです。
とうぜん、サポートは自衛を意識しないといけません。
逆にサポタンが減ったことを「敵にダメージを与えるチャンス」と
とらえるサポートプレイヤーもいるでしょう。
意識の変化が始まったわけです。
アタッカもーを意識の変化を持ちましょう。
もはや回復するだけのサポートは辛くなってきています。
回復を求め続けるアタッカーも絶滅していく定めかもしれません。

https://twitter.com/TorontoDefiant/status/1572269970909982721

もっと根本的な変化として「ロールの垣根(かきね)崩壊」を感じています。
というのも、オリーサ、ジャンカークイーン、こいつらはタンクでしょうか?
もはや、マッチョなアタッカーという存在ではないでしょうか?
この構成だと、タンクはいるものの実質3アタッカー、2サポート構成といえるのでは?
さらにサポートがゼニヤッタだと・・・う~ん。
他の構成で注目したいのは、ザリアを中心とした、
ブリギッテ(あるいはメイ)をサポタンのように(無意識に)運用したチーム、
すなわち1タンク、1サポタン、+αのチーム。
とすれば、1タンク、2アタッカー、2サポートと、ルール上は決まっているものの
実際の中身はもっと複雑で深みのあるチームコンセプトを実現できるかもしれません。

確かに 5 vs 5 になりました。
しかし、それは単に1タンク減った以上の変化をもたらしたように感じます。
みなさんがプレイを深めることでOW2の全容が明らかになるでしょう。
当ブログも調査を続けます。

コメント

  1. リパスキ より:

    久々にプレイしましたが、リーパー使ってさえタンクが殺しずらく、リーパー好きとしては悲しい限りです。
    タンクが減った性かウルトがたまらないのもつらいですし、試合が終わるのが早すぎる…
    いや、ほんと何もできずに死ぬこともしばしばです。
    でも、やっぱり楽しいですねオーバーウォッチ

  2. ななし より:

    数年前。
    当方が初めてPCを買い、OWの為にブックマークしたブログが前ブログでした。
    新しく更新が始まり、本当に嬉しいです。これからも楽しく拝読させて頂きます。

  3. dvaかわいい より:

    OW2から新規で始めた者です。興味深く読みました、これからも更新楽しみにしてます!

  4. 野生のブロンズ帯 より:

    確かに旧メタが崩壊しつつある事は私も感じていました…
    2タンクの時はメインがタンクvsタンク、サポタンがメインケア+ほかの味方ケア、という構成。
    が、1タンクになったらタンクばっかり見てても押し負ける可能性が出たり、味方のケアしたり、全然の維持等、仕事がひっ迫し始めましたね(´・ω・)
    今のリーグ構成のように、ウィンストンがフランカーっぽく、リーパーがタンクっぽく、だらだらさんの言う通りジャンカークイーンがDPSっぽく、ブリギッテがサポタンぽく、の様にロールに囚われない動きが今後必要かもしれないですね
    これだからオーバーウォッチは…